長くお庭を楽しめるようにするためには、樹木が持つ本来の特性を活かし、季節の変化に応じた剪定が必要です。
定期的にお手入れすることで、植木の生育をコントロールし、大きさの管理や美しい姿を維持できます。
~季節の剪定~
「春」
樹木は平均気温が5度を超えると、新たな芽を出します。
ここでのポイントは、花が咲き始めたら枯れるのを待たずに、早めに剪定すること。
花が美しい時に剪定を行うからこそ、次の季節も美しい花を咲かせてくれるのです。
「夏」
夏は枝葉が伸びやすい季節。
枝葉が繁茂することで害虫が発生しやすくなります。
伸びすぎた枝や葉などを剪定して、木の形を美しく整えると日照や通気もよくなり、花芽がつく健やかな木の生育を促します。
「秋」
秋は徐々に気温が下がり始め、剪定の時期も繊細なものになります。本格的な冬を迎える前に適切な剪定を行っておきたいところですが、
人が寒暖差で体調を崩すのと同じように、樹木も急に剪定してしまうと寒暖差によって弱ってしまいます。
剪定時期は慎重に決定する必要があります。
「冬」
冬を迎えると樹木は冬眠に入ります。
春先に美しく整ったお庭になるように、冬の間に不要な枝葉を剪定しておきます。